不動産会社の代表取締役になりすまし、土地や建物の売買代金をだましとったなどとして、「地面師」とみられる会社役員の男が逮捕されました。 東大阪市に住む福田裕容疑者(52)は大阪・中央区にある土地や建物の所有者になりすまして、いずれも40代の不動産会社経営の男性2人から建物3棟などの売買代金、合わせて約14億5000万円をだまし取った疑いが持たれています。 また、福田容疑者と住居不定で職業不詳の粂陵平容疑者(24)と60代の女の3人は、うその法人登記を申請した電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕されました。 警察は3人の認否について明らかにしていません。 警察によりますと、事件で売買された建物を所有する会社を営む70代の女性が自身の会社登記を確認したところ、粂容疑者が取締役に就任していたことに気づき、事件が発覚したということです。 警察は地面師グループとみて実態の解明を進めています。
(2025/6/4 ABCニュース)