全国の空き家数は2018年10月1日時点で846万戸と過去最高になったことが26日、総務省の住宅・土地統計調査(速報値)で分かった。5年前の前回調査に比べ26万戸増加した。住宅総数に占める割合は0.1ポイント上昇の13.6%でこちらも最高。管理が不十分な家屋が増えれば景観や治安の悪化につながる。国や自治体の対策が急務だ。
住宅総数は179万戸増え6242万戸で、居住者がいるのは155万戸増の5366万戸。住まいの需要は伸びているのに空き家が増えていることになる。新築の供給が過剰な上、住む人がいなくなった住宅の解体・流通が進んでいないと言えそうだ。
(2019/4/26 共同通信社)