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住宅ローン、コロナ禍でボーナス払いの危機感高まる年代は?-MFS調べ

オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」を運営するMFS(東京都千代田区)はこのほど、「新型コロナウイルスによる、住宅ローンボーナス返済への影響」に関するアンケート調査を実施した。対象は、現在住宅ローンを返済中の30代~50代の男女481人。

住宅ローンの返済でボーナス払いを選択している人の割合は34.7%。年代別では30代が33.3%、40代が32.5%、50代が38.3%と、年代による大きな差は見られなかった。

また、新型コロナウイルスの影響で「昨年に比べてこの冬のボーナスは減る」と予想している人の年代別割合は30代46.2%、40代37.4%、50代27.2%と、若い年代ほど危機感を持っている人が多いことがわかった。

住宅ローンボーナス払いを選択している人に対し、新型コロナウイルスの状況を受けて「ボーナス払いへの対策を検討・実行したか」聞いたところ、40代では18.9%、50代では12.9%が「対策を検討・実行した」と回答。ともに前回調査時である6月に比べて5%以上増加した。30代に関しては、6月時点ですでに「検討・実行している・しようとしている」人が半数近く存在しており、今回の調査では減少したものの、40代、50代に比べてもなお多くの人が対策を講じている。
一方、40代、50代では、夏に比べて検討・実行に動き出す人が増えていることから、ボーナス払いへの危機感が現実味を帯びてきたことがわかる結果となった。「対策を検討・実行した」と回答した人のうち、多かった対策は「借り入れ先の金融機関への相談」(43.3%)、「他金融機関への借り換え」(32.8%)だった。

「毎月の住宅ローンの返済が負担になっている」とした人は57.5%と、6月時点の67.5%から10%減少。コロナ禍により、金融機関への住宅ローン相談や借り換えを行ったことで、対策済みの人が増加したことが理由と考えられる。

調査期間は11月24日~29日。インターネット調査で実施した。

(2020/12/10 新建ハウジングWeb)