WOODY調査士の情報通

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被災地でがれき撤去始まる 土地の「境界標識」はできるだけ保存を

震度7地震で大きな被害を受けた北海道厚真町で9月11日、ボランティアの活動が始まった。厚真町では、建物が倒壊したり、家具が壊れたりなど、いまだに住民の生活に深刻な影響が出ている。

9月11日、札幌などから来たボランティア20人が受付を済ませ、活動を開始。避難所の清掃や被災者のマッサージなどをした。

がれきの撤去など、本格的な活動は13日から始まるという。

可能な限り、土地の「境界標識」残して

北海道ではこれから作業が本格化するがれきの撤去にあたり、法務省が注意を呼びかけていることがある。土地の「境界標識」を保存することだ。

境界標識は、地震により位置がずれたとしても土地の境界を特定するために役立ち、紛争の予防・解決にも重要な役割を果たすという。

法務省は「今後の被災地の復興のために、可能な限りその保存が図られるよう配慮をお願いします」としている。

境界標識のほかにも、塀や石垣の基礎部分や側溝なども土地の境界を特定するために役立つもので、可能な限りの保存も呼びかけている。

土地・建物の権利証を紛失したら…

土地・建物の権利証を紛失した場合、どうすればいいのか。

法務省によると、権利証を紛失しても不動産(土地、建物)の所有権などの権利を失うことはないという。

紛失した権利証を再発行することはできないが、不正な登記を防ぐ方法として、不正登記防止申出制度があるとし、「最寄りの登記所にご相談ください」とする。

(2018/9/11 BuzzFeed Japan)