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無許可で保安林内に水路掘削、行政指導 太陽光発電計画を巡り

 北海道釧路市音別町の馬主来沼(パシクルトウ)北西側の山林で計画が進んでいる大規模太陽光発電施設を巡り、東京都中央区の事業者が防霧(ぼうむ)保安林内で無許可で水路を掘削したとして、道釧路総合振興局は事業者に復旧計画書の提出を求めるなどの行政指導をした。事業者側は既に工事を中止しているという。

 振興局や釧路市によると、事業者は昨年12月11日、保安林内で知事の許可を受けないまま水路の掘削を開始。15日、事業者から振興局に連絡があり、振興局が口頭で工事の中止を要請した。22日の振興局や市、事業者による現地調査で、長さ約250メートル、幅3~5メートル、深さ約1メートルの水路の掘削を確認した。

 森林法は、保安林内での土地の形質の変更には知事の許可が必要としている。事業者側は「指導を真摯(しんし)に受け止め、今後はこのようなことがないように是正して参りたい」とコメントした。

(2024/1/11  毎日新聞