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差分55cm…市の書類ミスで民家解体に 家主に2300万円賠償へ

 藤沢市建築指導課によると、取り壊されるのは、2018年にJR辻堂駅北側に建てられた民家。昨年7月に、民家の建築敷地の一部が道路用地にかかっていることが判明。本来の道路より55センチ幅が狭く、その分、民家の敷地が広くなっていたという。建築基準法違反になるため、市は民家の所有者に謝罪し、解体してもらうことで合意した。

 市によると、市道の幅員などをまとめた市の書類「指定道路調書」に誤りがあった。市が14~17年にこの調査を業務委託した際、業者に市道の中心線を間違って伝えていたという。このエリアで17年以降に建てられたのはこの民家のみだった。市はこの調書の公開を停止しており、ほかの場所で同様の間違いがないか調査している。

(2022/5/31 朝日新聞