総社市は、空き家の所有者向けに適切な管理や利活用法などを紹介する冊子「空き家対策ハンドブック」を作製した。
市の調査によると、市内には約千軒の空き家があり、今後、さらなる増加が懸念される。適正な管理や利活用が進めば、Uターンや定住者の住居としての受け皿になり、起業や地域活性化のツールとしても活用が可能としている。
冊子では、建物の外観や水道、給湯器、庭といった必要なメンテナンスのチェック項目をはじめ、荷物の整理や片付けの方法、相談窓口を掲載。市の空き家バンクシステム「空き家百選」を通じて売却したり、物件を借りて店舗を開いたりしている4例を紹介している。
A4判、カラー10ページ。希望者は市魅力発信室(0866ー92ー8308)などで無料でもらえる。同室は「空き家の所有者に、今後の在り方を考えてもらうきっかけにしてほしい」としている。
(2020/4/4 山陽新聞)