東北電力は15日、太陽光パネルのリサイクルを進めるため、宮城県内で使用済みになったパネルを拠点に集約してから処理業者に引き渡す手法の実証事業を始めた。現在は解体業者らが個別に処理業者や処分場に運んでいるが、太陽光発電の拡大に伴い、効率的なリサイクルの流れの構築が急務となっている。
仙台環境開発(仙台市青葉区)の中間処理場(同区)を集約拠点とし、パネルが一定量たまったところで県外の中間処理業者に運び、アルミ、ガラスなどに分解する。集約拠点ではパネルの性能検査も行い再利用(リユース)の可能性を探る。実証は24年3月まで。
(2022/11/16 河北新報)