栃木県栃木市は17日、群馬、埼玉の県境と接する場所に設置していた、「3県境」と記された直径8センチの金属製の円形プレートがなくなっていたと発表した。職員が同日午前10時半ごろに現地を訪れて気付いた。3県境は観光名所ともなっており、栃木市は盗難の疑いがあるとして、栃木県警に被害届を提出した。
同地は栃木市と群馬県板倉町、埼玉県加須市の県境の用水路にあり、アクセスしやすいのが特徴。プレートは16年3月に3市町で設置し、テレビやネットで取り上げられ、多くの観光客が訪れていた。
栃木市によると、コンクリート柱の上に取り付けられたプレートだけがなくなっていた。
栃木、群馬、埼玉の県境に設置されたコンクリート柱。柱上の「3県境」と記された金属製の円形プレート(下、2016年3月撮影)がなくなっていた=17日(栃木市提供)
(2021/8/18 共同通信社)