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「地面師」主犯格に懲役12年 積水ハウス55億円被害

 積水ハウスが架空の取引で地面師グループに土地購入代金55億円余りをだまし取られた事件で、主犯格とされ、詐欺や偽造有印公文書行使などの罪に問われた無職内田マイク被告(66)に東京地裁は17日、「グループの中で中心的な立場にあった」として懲役12年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。

 被告側は「関知していないところで準備が進んだ」と無罪を主張していたが、石田寿一裁判長は共犯者の証言などから内田被告の故意を認定。「成り済ましと知りつつ、自己の利益のために極めて重要な役割を積極的に果たし、少なくとも1億1500万円を得た」と指摘した。

(2020/3/17 共同通信社)