貴重な歴史的建造物の構造を最新鋭の3Dスキャナーで測量するプロジェクトが12日、山鹿市の八千代座で始まりました。
熊本県土地家屋調査士会と光学機器の世界大手ライカが共同で行うもので、歴史的建造物の構造を3次元=3Dで計測したデータを後世に残すのが狙いです。
明治43年・1910年に建設された山鹿市の八千代座で行われた作業では、最新鋭の3Dレーザースキャナーで客席や屋根裏、舞台の奈落など建物全体を測量。
色や材質の質感まで記録するデータはVRの制作にも生かされるほか、万が一自然災害や火災で建物が破損したり焼失した場合、修復や復元に役立てられます。3Dデータは年内に完成し県や山鹿市に寄贈されます。
(2020/8/12 テレビ熊本)