兵庫県佐用町は1日、2018年度に担当していた地籍調査事業の一部を今年2月まで放置していたとして、建設課の男性主査(34)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
町によると、男性主査は18年度に約千筆の地籍調査事業を担当していた。地権者の立ち会いの下、委託先の事業者と共に境界の決定や測量をする必要があるが、うち300筆の立ち会いを放置。最終確認のための閲覧用地図には、架空の調査結果を反映させていた。業者には翌年度に実施するよう促していたという。
町は担当室長を厳重注意、課長を口頭注意の処分とした。
(2020/5/1 神戸新聞)