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大船渡市は今春、空き家バンク制度を創設し、登録促進のため市外からの移住者と空き家所有者が売買や賃貸契約を締結した場合、両者に奨励金5万円を交付する。県によると空き家所有者への奨励金交付は県内でも珍しく、遊休不動産の掘り起こしと移住促進による人口減少対策を強める。
同バンクは3月27日に創設し、今月16日に受け付け開始。空き家は一戸建てのみ登録でき、市のホームページ(HP)で公開する。登録した空き家の売買、賃借を希望する人(利用者)は同バンクに利用希望登録をすると利用できる。
市は契約を希望する空き家所有者と利用者、仲介業者に対し登録情報を提供し、活用を後押しする。
2015年度の市内の空き家は227戸で、市はバンクへの情報登録を促すため奨励金を設定。市外からの移住者がバンクを使って空き家の買い取りや賃貸の契約が成立した場合、空き家の所有者と移住者両方に一律5万円を交付する。
(2018/4/18 岩手日報)